Minerva人文・社会科学叢書
北一輝の「革命」と「アジア」

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  • サイズ A5判/ページ数 287,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623058631
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3331

内容説明

近代日本の「右翼」思想家の代表的な存在とされる北一輝。しかし、彼の思想は、「右翼」というイメージに限定されない複雑さを有している。「革命者」を自称した北が思い描いた「革命」とは、はたしていかなるものであったのか。本書では、従来の研究とは異なる視点から「アジア」を中心とする北の対外認識に焦点を当て、それを手がかりにして彼の「革命」論の全体像を浮き彫りにする。

目次

序章 「革命者」北一輝―本書の課題と視角
第1章 「アジア」への関心の源流―初期論説と『国体論及び純正社会主義』を中心に
第2章 中国革命への転進―「変説」をもたらしたもの
第3章 北一輝と「満州」―『支那革命外史』における議論を中心に
第4章 「国家改造」をめぐって―『国家改造案原理大綱』と自筆修正版『国体論及び純正社会主義』
第5章 昭和の北一輝―対外問題への関与と「国家改造」
終章 「革命」の理想と現実

著者等紹介

萩原稔[ハギハラミノル]
1974年神戸市生まれ。2004年同志社大学法学研究科政治学専攻博士後期課程修了。博士(政治学)。現在、同志社大学嘱託講師、大阪成蹊大学・阪南大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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可兒

0
アジア主義者と呼ばれる北一輝のアジア観を批判的に見た本と捉えている。ところどころ北一輝の「アジア主義」を貶すのに力を入れていて、読む方としては「うるせえもういいよ」という感じだった2011/06/15

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