内容説明
家族介護者のアンビバレンス(両価性)の本質を、「負担が持つ意味」に焦点を当て、異なる2つのアプローチから探究。家族介護者がアンビバレンスに耐えることで介護と共存し、価値や信念により充足や学びを見出すことによって、ストレングスを成し遂げていくという過程の分析について詳述した。
目次
家族介護者の精神的側面の研究における成果と課題
アンビバレンスを測定する研究の枠組み
アンビバレンスを測定する尺度の構造
否定的評価における要因分析
肯定的評価における要因分析
肯定的評価が否定的評価に与える緩衝効果
アンビバレントなタイプの特徴と対処スタイル
夜間介護と精神的健康
「アンビバレントな世界」の表れ方
家族介護者の「生きられた世界」の構造
「認知」と「構築」のパラダイム
介護者理解のプラクティクス
アンビバレンスからストレングスへ
著者等紹介
広瀬美千代[ヒロセミチヨ]
1961年大阪市生まれ。1984年大阪市立大学生活科学部社会福祉学科卒業。2008年大阪市立大学大学院生活科学研究科生活科学専攻後期博士課程修了、学術博士。現在、大阪市立大学文学研究科都市文化研究センタードクター研究員、大阪市立大学医学部非常勤講師、四天王寺大学人文社会学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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