内容説明
戦時期の日本政府、および連合国総司令部という強い権力を持った政治主体の下で、計画化と市場経済化という二度にわたる経済システムの転換を経験した日本企業。本書では、この時期の企業と市場との関係、それに伴う変化を多角的に検討する。
目次
第1章 戦時期・戦後復興期の経済と企業
第2章 企業組織の再編成
関説 企業体制のドイツ・モデル―郷司浩平の戦時と戦後
第3章 生産システムの展開
関説 アメリカの経験―軍用機に見る米国戦時生産体制の合理性
第4章 衣料品消費の変化と百貨店の興隆
第5章 産業金融と銀行の役割
第6章 日本の業界団体―産業政策と企業の能力構築の共進化
第7章 外地への進出と清算
著者等紹介
柴孝夫[シバタカオ]
1950年生まれ。1980年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。現在、京都産業大学経営学部教授
岡崎哲二[オカザキテツジ]
1958年生まれ。1986年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士(東京大学)。現在、東京大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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