内容説明
本書では、リストラ失業を体験した中高年男性たちの語りにもとづいて、失業体験とはどのようなものであるのかを、彼らの就労意識や就労実態、人生の中でその体験がもつ意味などを視野に入れながら理解することを試みる。また、そのことを通じて、失業者にとってどのような援助が必要かつ有効なのかを検討していく。
目次
第1部 失業問題とその研究の実際―本書のねらい(失業の社会的背景と実態;失業の心理と援助についての先行研究)
第2部 リストラ失業がもたらす影響―多面的な視点から(リストラ失業が失業者にもたらす影響;リストラ失業が家族と現役従業員にもたらす影響)
第3部 中高年者にとっての失業体験―職業観に注目して(日本人の職業観についての文献研究;中高年失業者の体験過程―失業の困難とその対処;中高年の失業体験がもつ意味―職業観の変化)
第4部 失業者に対する心理的援助―公共職業安定所の現場から(公共職業安定所における心理的援助の実態;公共職業安定所における失業者への心理的援助モデルの提言;失業体験の理解にもとづく心理的援助)
著者等紹介
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
1957年生まれ。1983年東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。東京大学学生相談所助手、東京工業大学保健管理センター専任講師などを経て、東京大学大学院臨床心理学コース教授。博士(教育学)、臨床心理士
高橋美保[タカハシミホ]
1969年生まれ。1991年奈良女子大学文学部社会学科卒業、民間企業に勤務。1999年慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻修士課程修了、非常勤心理職として、病院、企業、大学などに勤務。2008年東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程修了。現在、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース専任講師。博士(教育学)、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。