内容説明
経済危機は地域統合推進の要因となりうるのか。国際貿易と通貨・金融システムといった経済面だけでなく、外交・安全保障や社会文化的側面をも含みつつ、東アジア統合の可能性について考察。活発な議論が展開された3日間にわたる国際シンポジウムにおける報告。
目次
第1章 ユーロ・エリア経済のパフォーマンスと課題
第2章 アジア地域統合の必要性―EMSとユーロに学ぶアジア域内通貨制度
第3章 多角的貿易体制とアジア地域統合
第4章 欧州統合の進展とその世界的意義・影響
第5章 東アジア共同体と国際政治―安全保障共同体への道
第6章 アジア地域統合研究機関の設立に向けて―既存の欧州統合研究機関の経験から
第7章 日中両国の歴史的和解に向けて―アジア版“シューマン宣言”はいつ実現するのか?
第8章 東アジア共同体の可能性
著者等紹介
山下英次[ヤマシタエイジ]
1947年東京都生まれ。1970年慶應義塾大学経済学部卒業後、東京銀行に入行し、調査部・国際投資部・海外部などに勤務の後、1988年大阪市立大学へ移籍。同大学経済学部助教授を経て、同大学大学院経済学研究科教授。経済学博士号(2003年大阪市立大学)。東アジア共同体評議会(CEAC)有識者議員および(財)日本国際フォーラム(JFIR)政策委員。2006年第14回大阪市立大学国際学術シンポジウム『ヨーロッパに学ぶアジア地域統合の可能性―東アジア共同体を考える』実行委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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