内容説明
いまやメディア各社が実施し、国民の関心動向、世論を測る重要なツールとして定着している世論調査。今ほどの存在感を示すようになるまでに、どのような軌跡をたどったのか。本書は、新聞各社の世論調査や選挙情勢調査に加え、企業や政府のさまざまな意識調査など、数多くの調査に携わってきた著者が、世論をめぐる歴史、各国比較を踏まえて、世論とはいかなるものかを検討する。
目次
序章 世論という言葉
第1章 世論はどう考えられてきたか
第2章 世論調査はどのような経過をたどったのか
第3章 世論調査はどのように行われているか
第4章 選挙予測は当たっているか
第5章 選挙予測の公表禁止の問題
第6章 世論調査の現状と問題点
第7章 国民投票はどう行われているか
第8章 世論公聴制度の提案
著者等紹介
西平重喜[ニシヒラシゲキ]
1924年東京生まれ。1947年北海道帝国大学理学部数学科卒業。統計数理研究所(付属統計技術員養成所長)から上智大学教授となり退職。この間東京大学、東京教育大学、早稲田大学の非常勤講師、パリ第5大学教授、世界世論調査学会理事を勤めた。現在、統計数理研究所名誉所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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