内容説明
なぜ陸軍が権力を掌握したのか―田中義一、浜口雄幸、若槻礼次郎、犬養毅…陸軍改革の試み、その意図せざる挫折を描く。初めて解明される政軍関係の角逐。
目次
政党による陸軍統治
第1部 二大政党制と陸軍統治の動揺(田中政友会と山東出兵;相対的安定と破局への予兆―浜口雄幸と宇垣一成)
第2部 政党政治と陸軍統治―その同時崩壊(政党内閣と満州事変;政党内閣の崩壊)
著者等紹介
小林道彦[コバヤシミチヒコ]
1956年埼玉県熊谷市生まれ。1988年中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、北九州市立大学法学部教授を経て、同基盤教育センター教授(日本政治外交史)。京都大学博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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