内容説明
人文地理学とはどんな学問か。何に関心をもち、どのような方法でアプローチするのか。また、地理学を学ぶと何がわかり、どんなことの役に立つのか。地理学に関する初歩的な疑問に答える、地理学を志す人々にとっての道しるべ。地図はもちろんのこと、写真、絵図や政治家の演説にいたるまで、多種多様な情報を駆使して地域を読み解く地理学の知恵と技を、各分野で活躍する14人の専門家がわかりやすく解説する。
目次
世界に向けた地理学のまなざし
第1部 生活と社会の地理(人口からみる地域とその結びつき;都市のなりたち;都市社会の分断を読み解く)
第2部 生産と流通の地理(グローバル化する農業と農村の再編;集中する工場、分散する工場;情報化時代の流通システムと小売業)
第3部 想像と表象の地理(地理と政治を結びつける言説;観光空間の形成とそのイメージ;「他なるもの」/「外部」に介入する地理学的知―文化地理学の諸局面)
第4部 過去に問いかける地理(今に生きる過去の景観;過去の世界をめぐる認識・知識・想像力)
第5部 地理学の応用(地理情報システムが開く新しい社会;地理学と公共政策;市民・住民運動を通じてとらえる環境問題)
著者等紹介
竹中克行[タケナカカツユキ]
1966年大阪府生まれ。1998年東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士(学術)。現在、愛知県立大学外国語学部准教授
大城直樹[オオシロナオキ]
1963年沖縄県生まれ。1994年大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授
梶田真[カジタシン]
1971年千葉県生まれ。2000年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授
山村亜希[ヤマムラアキ]
1973年広島県生まれ。2001年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、愛知県立大学日本文化学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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