内容説明
本書は、これまでの災害と救援活動から蓄積された実践の知が広く関係者に共有されることを意図して企画された。災害がもたらす地域社会や生活への影響を社会的ケア・災害時要援護者の観点からとらえ直し、災害支援の方法を、個人・家族・集団・地域社会と対象ごとに具体的に展開するモデルとして提示。また、災害時だけではなく災害後の復興・生活再建についても、ソーシャルワークの立場から、どのような支援を実践すべきかを考察した1冊。
目次
第1部 理論編(災害福祉の概念;災害時要援護者;災害の記憶―自然災害の歴史と社会的救援のエスノグラフィ;災害支援に関する法制度と行政組織)
第2部 実践編(災害支援の方法(総論)
災害発生と救護
災害と地域ネットワーク
復興と被災者支援
家族支援
災害支援ボランティア―避難所・仮設住宅・復興住宅の体験を通じて
特別なニーズのある人々への支援
福祉施設における防災支援―保育所を中心に)
第3部 提言編(防災・減災のための仕組みづくり;学校における防災教育の現状と課題;防災ネットワークの構築;防災と支援ネットワーク形成に向けて)
著者等紹介
西尾祐吾[ニシオユウゴ]
1958年関西学院大学文学部社会事業学科修了。現在、大阪地域福祉サービス研究所所長
大塚保信[オオツカヤスノブ]
1967年関西大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、大阪体育大学健康福祉学部教授
古川隆司[フルカワタカシ]
1993年佛教大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、追手門学院大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
-
- 和書
- やさしき神の手