災害福祉とは何か―生活支援体制の構築に向けて

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623054213
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C3036

内容説明

本書は、これまでの災害と救援活動から蓄積された実践の知が広く関係者に共有されることを意図して企画された。災害がもたらす地域社会や生活への影響を社会的ケア・災害時要援護者の観点からとらえ直し、災害支援の方法を、個人・家族・集団・地域社会と対象ごとに具体的に展開するモデルとして提示。また、災害時だけではなく災害後の復興・生活再建についても、ソーシャルワークの立場から、どのような支援を実践すべきかを考察した1冊。

目次

第1部 理論編(災害福祉の概念;災害時要援護者;災害の記憶―自然災害の歴史と社会的救援のエスノグラフィ;災害支援に関する法制度と行政組織)
第2部 実践編(災害支援の方法(総論)
災害発生と救護
災害と地域ネットワーク
復興と被災者支援
家族支援
災害支援ボランティア―避難所・仮設住宅・復興住宅の体験を通じて
特別なニーズのある人々への支援
福祉施設における防災支援―保育所を中心に)
第3部 提言編(防災・減災のための仕組みづくり;学校における防災教育の現状と課題;防災ネットワークの構築;防災と支援ネットワーク形成に向けて)

著者等紹介

西尾祐吾[ニシオユウゴ]
1958年関西学院大学文学部社会事業学科修了。現在、大阪地域福祉サービス研究所所長

大塚保信[オオツカヤスノブ]
1967年関西大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、大阪体育大学健康福祉学部教授

古川隆司[フルカワタカシ]
1993年佛教大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、追手門学院大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

2
3.11以前に刊行されたものだが、現代的意義が高い本だと思う。生活の支援や再建が災害福祉の定義になるようだ(8ページ)。支援の目標は、究極的には、人生の再建である(70ページ)との指摘は、人生を災害で狂わされた3.11の被災者や遺族の方々の人生再建に役立つものでなければならないだろう。人生再建は家族再建に、そして地域再建へとつながる。経済不況の被災者が非正規雇用や失業者とすれば、共に人生を再建するために連帯できるはずだ。また、BHNを満たすのであるので、途上国貧困の救済ともリンクすれば国際福祉連帯活動に。2012/11/25

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