出版社内容情報
作家・画家紹介をまじえつつ作品の面白さ・魅力・ユーモアを解説した児童文学ガイド。一作品4ページ構成。図版多数収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
86
翻訳絵本の名作40冊を5つのテーマに分けて25人の研究者や翻訳家が解説。『ドアを開けたのはどの子?』有名なキャラクターが登場する作品。『数え切れない命のきらめき』生き物や自然の作品。『逢魔が時に何が起きる?』夕方から夜を舞台にした作品。『生きる喜び、生きる悲しみ』いのちをテーマにした作品。『やさしい気持ちにつつまれて』愛や友情をテーマにした作品。日本では年間に約1500冊の絵本が出版されているそうです。既読は22冊。まだまだ、もっともっとです。2009年7月初版。2016年1月開始のイベントの参考に♪2015/12/19
ヒラP@ehon.gohon
27
40冊の絵本を紹介しています。 ベストセラーというだけに、ほとんどの絵本が既読では有りましたが、それぞれに絵本の分析の奥が深く、作家の作風、絵本の持つ存在感を再認識しました。 この本をきっかけに、改めて再読して鑑賞したい絵本も少なからず有りました。 英米という地域枠に入っていることに意外感のある作品もあるのですが、改めて作家自身のことを見つめ直すことに繋がりましいた。 絵本好きを裏切らない図書だと思います。2021/03/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
40作品を25人の方々がそれぞれ紹介。『マドレンカのいぬ』『ブライアン・ワイルドスミスのABC』が未読。さすが研究者の皆様方、読み方の視点が私のような素人と違います。このようなブックガイド的な本は、新しい本との出会いも嬉しいですが、新しい気づきも嬉しいです。ケイト・グリーナウェイの『窓の下で』が紹介されていたのは嬉しかった。西洋のキツネと日本のキツネのを比べているコラムは、クスッとしながらためになりました。2021/05/03
スウ
2
児童文学の研究者や編集者など様々な人が自分のお気に入りを紹介しているエッセイ集であり、研究書のようでもある。ひとつひとつの解説が細やかで愛を感じるところが良かった。「はなのすきなうし」や「三びきのやぎのがらがらどん」、「すてきな3にんぐみ」も、良い本とわかっていても改めて魅力を解説されると、なるほどと。図書館で借りたけど、手元に置いておきたい本。2016/02/12
azu3
0
読んで(見て?)みたい絵本、多数あり。2014/02/18