流動化する民主主義―先進8ヵ国におけるソーシャル・キャピタル

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流動化する民主主義―先進8ヵ国におけるソーシャル・キャピタル

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  • サイズ A5判/ページ数 443,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623053018
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C3031

内容説明

過去五〇年間に市民社会の性格はどのように変化したのか、またその要因は何か。本書では、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、オーストラリア、日本という八カ国を取り上げ、現代の脱工業化社会において社会関係資本がどう変化しつつあるのかを論じる。第二次世界大戦終結後から二〇世紀末までの期間にわたる、初の定量的・定性的な検証の成果。

目次

序章 社会関係資本とは何か
第1章 イギリス―政府の役割と社会関係資本の分配
第2章 アメリカ合衆国―特権を持つ者と周辺化される者の橋渡し?
第3章 アメリカ合衆国―会員組織から提唱集団へ
第4章 フランス―新旧の市民的・社会的結束
第5章 ドイツ―社会関係資本の衰退?
第6章 スペイン―内戦から市民社会へ
第7章 スウェーデン―社会民主主義国家における社会関係資本
第8章 オーストラリア―幸運な国をつくる
第9章 日本―社会関係資本の基盤拡充
終章 拡大する不平等

著者等紹介

パットナム,ロバート・D.[パットナム,ロバートD.] [Putnam,Robert D.]
1941年生まれ。ハーバード大学公共政策教授(ペーター&イザベル・マルキン)。市民的関与のサグアロ・セミナーの創設者

猪口孝[イノグチタカシ]
1944年生まれ。東京大学名誉教授。マサチューセッツ工科大学で政治学博士号取得後、東京の上智大学、東京大学、中央大学で教鞭を執る。そのほかにも世界中の多くの大学で客員教授を務め、1995年から97年は国連大学本部で上級副学長として勤務する傍ら、国連事務次長補を務める。2009年より新潟県立大学学長。日本国際政治学会会長、Japanese Journal of Political SocienceおよびInternational Relations of the Asia‐Pacificの創立編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

16
社会関係資本のパットナム。2001年初出。この原点は、1916年のL・J・ハニファンが地域社会と民主主義の再活性化をすることが重要という認識(2頁上段)。社会学、経済学、医学、心理学、政治学などへもこの概念は多大な影響を及ぼした(3頁下段)。「社会的ネットワークは重要である」(4頁下段)。SNSを含めてのネットワークだと思われる。社会関係資本は私的財であると同時に公共財でもある(5頁下段)。戦争が社会関係資本にどの程度貢献するのか(16頁)という問題が残っているようだ。戦争に巻き込まれるものへの目配り。2013/12/13

スターライト

7
パットナム教授編によるソーシャル・キャピタルに関する書。『哲学する民主主義』ではイタリア、『孤独なボウリング』ではアメリカ社会を分析してきたが、本書では英米日を含む8カ国を各国の学者がこのテーマで執筆。いわゆる社会関係資本の衰退がほぼ共通して語られるが、僕の関心を惹いたのは福祉国家とされるスウェーデンと、内戦の歴史を持つスペイン。福祉国家が社会関係資本の弱体化の誘因であることを、スウェーデンの実態は鮮やかに反証する。しかし、内部での信頼の低下は存在するとのこと。ともあれ各国の様子がわかり面白かった。2015/01/03

在我壷中

4
兎に角読み応えの在る本でした。『西欧の衝撃と日本』『本当はすごい神道』と私には合わせて読んで貰いたい、と。加えて『仏教と西洋との出会い』『科学は歴史をどう変えてきたか』をも。読後感は、この一冊と四册の読後感総てを纏めた物になるのかと。是非!本著訳者へと僭越にも・・・2013/08/31

ぽん教授(非実在系)

3
ロバート・パットナムがまえがき・終章と編集を担当し、残りが各国のソーシャルキャピタルの推移と推察を分担執筆(日本の章及び日本語訳は猪口孝による)している。『孤独なボウリング』では米国でのソーシャルキャピタルの減少を描き出したが、本書では各国別の様々な様相が見れて微減にとどまる国やむしろ増加している国もある。しかし一方投票率・政党員の数などほとんど減ってる指標も存在し、油断ならない。また、パットナムは裕福な世帯でのソーシャルキャピタルが増加しても貧困層で大幅に減少するという不気味な仮説を立てている。2015/08/10

田中峰和

2
ソーシャル・キャピタルといえば、ロバート・D・パットナム。パットナム編著ということで読み始める。50年間で市民社会はどのように変化したのか、その要因は何か。日本を含む先進8カ国を各国の学者が執筆。翻訳と日本の章を担当したのは猪口孝東大名誉教授。現代の脱工業化社会において社会関係資本がどう変化しつつあるのか、第二次世界大戦終結後から20世紀末までの期間にわたる、初の定量的・定性的な検証の成果。8人の著者が執筆しただけに、一人で読み切るには荷が重い。そのうち再読にチャレンジし、理解を深めたい一冊。2014/04/25

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