目次
第1部 社会調査法概説(社会調査の意義と目的;質的社会調査の考え方)
第2部 調査技法―質的データの収集(フィールドワーク;参与観察法;ワークショップ;インタビュー)
第3部 分析技法―質的データの分析(ライフヒストリー分析;会話分析;内容分析;質的データのコンピュータ・コーディング;質的データ解析支援の方法論;質的調査の実際(1)調査の企画からデータ素材の収集まで
質的調査の実際(2)データの作成から論文の執筆まで
質的調査の応用
質的調査と調査倫理)
著者等紹介
谷富夫[タニトミオ]
大阪市立大学大学院文学研究科
芦田徹郎[アシダテツロウ]
甲南女子大学人間科学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akihiro Nishio
15
見よう見まねで何となく実践しているが、改めて本を読んで勉強するのははじめて。特に目新しい内容ではなく、時に出てくる知らない手法は、今のところ自分に関係ない手法だった。また、繰り返しが多く辟易。半分の紙幅で語れる内容である。プロセス編と2冊にわかれているが、この様子だと4倍に水増した模様。用語が整理できたので、研究計画書を書くとき自信を持って言葉を使える。それだけが収穫。2016/08/08
壱萬参仟縁
4
実証研究の方法論。非数量的データを分析する(16頁)。最近では、統計学が他の学問よりも最高だ、との本が若手から出版されているが、学問を序列化するものではない。それぞれの学問の個性と多様性を認めないとそうした序列観に陥ってしまう。戒めるべきことに思えるが。自分史、地元学といった研究はこうした手法になるのではないか。インタビュー調査は、被験者とのラポール(体面信頼関係41頁)が大切である。研究者である前に、温かな心をもった人間であれ、というスタンスが大切に思える。量的データをも活用して説得力ある論稿を作成へ。2013/04/12
Moe Ushiki
1
アンケートなどの分析など学びたいなと思ったので手にしたのですが、自分の興味関心ある点についつい意識がいってしまいました。 セラピーとしての質的調査という項目にハッとしました。 対話が生み出すもの、大きな歴史のなかにある個人の人生(小さな歴史)を学ぶことの意味、、、。 社会学的な質的研究は、個人の変革と社会の変革と架橋する手段となる。 奥が深いなと感じました。2023/07/02
ひらくも
0
必要なところ以外は飛ばし飛ばし読了。2012/07/13
mieken
0
内容分析とは何か?が分かりやすく書かれている。2022/07/16