内容説明
2003年からスタートした地域福祉計画だが、策定率は必ずしも高くない。その背景の一つに、都道府県や市町村が計画に盛り込むべき地域福祉プログラム(事業)の内容が明示されてこなかった実態があげられる。本書は、都道府県・市町村の役割を重視し、ボトムアップ型で地域福祉を進めるための方法や条件を提示することを目的として、企画された。地域内で見出される先駆的な実践からプログラムを開発・普及させるための具体的な方法やプロセスを示し、地域福祉の全体像や推進方法のバリエーションについて把握できる1冊。
目次
第1部 都道府県と地域福祉プログラム(都道府県の地域福祉行政の展開―3つの調査結果から;「共生ケアプログラム」の開発と他県への広がり;地域福祉プログラムの普及;コミュニティソーシャルワーカー配置プログラム)
第2部 市町村と地域福祉プログラム(市町村単独事業による地域福祉プログラムの実施;対象別からの地域福祉プログラムの展開;市町村地域福祉計画とプログラムの波及;地域福祉の「推進装置」と社会福祉協議会)
著者等紹介
平野隆之[ヒラノタカユキ]
1985年大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程単位取得退学。2009年博士(社会福祉学)取得(日本福祉大学)。現在、日本福祉大学社会福祉学部教授・同地域ケア研究推進センター長
榊原美樹[サカキバラミキ]
2006年日本福祉大学大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。現在、日本福祉大学地域ケア研究推進センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Hellish Inc