目次
1 一九世紀の伝統(対照;ローマン派芸術家;ミルのベンタム・コウルリッジ論 ほか)
2 空位期(W.H.マロック;「新美学」;ジョージ#キッシング ほか)
3 二〇世紀の諸見解(D.H.ロレンス;R.H.トーニィ;T.S.エリオット ほか)
著者等紹介
ウィリアムズ,レイモンド[ウィリアムズ,レイモンド][Williams,Raymond]
1921‐1988。ウエイルズとの国境いの村に、鉄道信号夫を父として生まれ、ケイムブリッジ大学トリニティ・コレッジを卒業。元ケイムブリッジ大学ジーザス・コレッジ研究員。1974‐83年、ケイムブリッジ大学演劇学教授
若松繁信[ワカマツシゲノブ]
文学博士(広島大学)。北九州市立大学名誉教授
長谷川光昭[ハセガワミツアキ]
故人。元広島女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぷほは
2
CSの古典にして、新左翼の基礎文献の一つ。産業革命後のイギリス社会における産業、芸術、天才、文化などの諸用語の意味変遷を保守思想家や芸術家たちの言説から追尾する。大まかには、①1790~1880に形成された伝統概念が②1880~1914で徐々に反省の対象とされ、③1914以後のマスメディアの時代に再びクローズアップされていく、といった構成となる。日本の文化社会学では、なぜか文芸ジャンルとしての小説が優遇され、芸術に関してもドイツロマン派などに比べてイギリスのロマン派詩人たちに冷たく、その反省にもなる。2017/08/26
ぷほは
1
再読。ミルによるベンサムとコールリッジの比較を確認したく。ついでにオーウェルの『動物農場』の評価について。マルクス主義との対比。2018/03/02
spikyhair
0
★★★★