出版社内容情報
近現代の日本人はいかなる思想的格闘をなしたのか。幕末維新から五五年体制崩壊までを見据えた待望の通史。
内容説明
近現代日本の叡智と構想力。横井小楠から丸山眞男まで、ナショナリズムと近代化をめぐって日本ではいかなる思想的格闘を展開したのか。幕末維新から55年体制崩壊に至る激動の150年間に繰り広げられた、多彩な政治・思想状況を解明する通史。
目次
近現代日本における政治思想の軌跡
第1部 国民国家の形成(明治維新政権の成立;国権と民権;明治二〇年代の国民主義と平民主義―陸羯南と竹越三叉を中心に ほか)
第2部 大正期政治思想の諸相(憲政擁護運動と政党内閣の成立;大正期知識人と中国ナショナリズムの展開―吉野作造の日中提携論を中心に;「国際協調」時代の地域主義―戦間期の杉森孝次郎と「大自治区」の構想 ほか)
第3部 「大日本帝国」の崩壊と「戦後民主主義」(超国家主義の諸相―北一輝と橘樸を中心に;近代的自我と帝国意識―文学者の場合;戦争と知識人―満州事変以後の反戦平和論 ほか)
著者等紹介
西田毅[ニシダタケシ]
1936年大阪府生まれ。1962年同志社大学大学院法学研究科政治学専攻修了。直ちに同志社大学法学部助手に就任。1974年法学部教授、1988年同法学部長を経て、同志社大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 一度は泊まりたい日本の宿