Minerva現代経営学叢書
トヨタ企業集団と格差社会―賃金・労働条件にみる格差創造の構図

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  • サイズ A5判/ページ数 402p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623051359
  • NDC分類 366.4
  • Cコード C3334

内容説明

大企業とは、労働・賃金等社会自体の流れを左右していく存在である。現在問題とされている「格差社会」などは、大企業によって作り出され利用され、規制緩和の流れを生み、一般社会に結果として顕れた現象である。本書は、形態を変えつつも今もなお維持されつづけるトヨタにおける格差構造の実態を分析し、社会に多大な影響を及ぼすトヨタの支配構造と格差社会との関連を解明する。

目次

序章 トヨタと「格差社会」
第1章 トヨタの賃金格差
第2章 トヨタ関連企業の賃金格差
第3章 トヨタの生産方式と労働時間
第4章 格差社会とトヨタの「企業福祉」
第5章 トヨタシステムの教育への浸透
第6章 企業城下町での市民生活の状態

著者等紹介

猿田正機[サルタマサキ]
1978年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、中京大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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