内容説明
ネットで繰り広げられてきた『羽入‐折原論争』に対して、6年間の沈黙を破り、今初めて鉄槌を下す。学問とは、それに従事する人間、及び、それに従事しない人間にとって一体何を意味するのか。この大学紛争のきっかけとなった根本的問いに対して、それに答えるべきであった折原浩氏の学問の惨状を明らかにし、返す刀で、学問とは人間にとって何を意味するのか、という問いへの答えを試みる。紛争に遅れてきた世代に属する著者による、大学紛争において根本的に問われたラディカルな問いへの解答。
目次
序 本書出版の理由
第1章 英訳聖書に関する議論のトリック
第2章 “Beruf”‐概念でのトリック
第3章 フランクリンの『自伝』に関するヴェーバーのトリック
第4章 「資本主義の精神」の理念型構成のトリック
第5章 四冊目の羽入批判本
終章 学問の意味
著者等紹介
羽入辰郎[ハニュウタツロウ]
1953年新潟市に生まれる。1975年埼玉大学教養学部卒業。1976年日本社会事業学校研究科卒業。1989年東京大学教養学部教養学科・教養学科第二(地域文化)・ドイツ分科卒業。1995年東京大学人文社会系研究科・倫理学専攻・博士課程修了(博士・文学)。1999年青森県立保健大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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