出版社内容情報
日米の都市社会学の系譜をたどることから「都市の定義」を吟味し、新たな〈都市的なるもの〉の社会学を構築する試み。
内容説明
本書は、日米の都市社会学の系譜をたどることから「都市の定義」を吟味し、新たな“都市的なるもの”の社会学を構築する試みである。また、12年間4000人におよぶ学生が創作した「都市の定義」から、都市のリアリティを検証する。
目次
都市社会学の射程
第1部 都市の定義と都市のリアリティ(都市の概念;古典的都市の定義と都鄙論;結節機関の集積と都市人口)
第2部 アメリカ都市社会学の展開(初期シカゴ学派―人間生態学;アーバニズム論とその批判;アーバニズムの下位文化理論―都市の文化創造性)
第3部 “都市的なるもの”を解明する実証社会学(“都市的状況”と都市的人間関係―大都市大学生と地方都市大学生の友人ネットワークの比較;“都市的なるもの”を規定する要因―都市ほど近隣関係は希薄なのか;都市の定義と“都市的なるもの”)
著者等紹介
大谷信介[オオタニシンスケ]
1955年神奈川県生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学、社会学博士。関西学院大学社会学部教授。専攻は都市社会学・社会調査論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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