出版社内容情報
いかにテーマを探し、どのように学問的に展開するか。レポートや卒論作成時に直面する課題に、自らの経験をもとに方法を示す。
内容説明
多様な対象から、どのようにすれば自分に合った納得できるテーマと出会うことが出来るのか。また、どのように自分の問いを深め、それを学問的に展開していくことが出来るのか。本書では、レポートや卒業論文作成時に直面するこうした難題に対し、社会学者が自らの経験をもとに対象の取り扱い方と分析方法を示す。14のテーマを社会学的に読み解き、どのように対象と向き合うのか、調査・立論の舞台裏から知る。
目次
第1部 流行としての現代文化(流動化する愛―電車男はなぜ「告白」しなければならなかったのか;お笑い―「男の世界」で女性はどのように語られているか;心理ブーム―人はなぜ、感情をコントロールするのか;田舎暮らし―「住」を“選択”することの意味とは)
第2部 民俗としての現代文化(贈り物―人はそれに何をこめるのか;旅と観光―旅のあり方はどのように変容したのか;習い事―バレエ教室でどのように踊れるようになるのか;民話―なぜ、猿退治伝説は再び語られるようになったのか;盆踊り―その“にぎわい”をどのように考えることができるのか)
第3部 変容する現代文化(地域社会とメディア―ケータイの「圏外」でなくなることが情報化なのか;子どもと遊び―子どもはなぜ集団で遊ぶのか;「お客様」社会―人は客になるとなぜ暴力をふるうか;ラジオと高齢者―「深夜」とは誰のものか;文化の遺産化―「文化財」はどこから来てどこへゆくのか)
著者等紹介
小川伸彦[オガワノブヒコ]
1962年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。奈良女子大学文学部准教授(社会学)
山泰幸[ヤマヨシユキ]
1970年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(社会学)。関西学院大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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