出版社内容情報
数学教育研究のあり方を問う。算数と数学(の接続を考察、数学的一般化(の理論的な整備と実践的な展開を試みる。
内容説明
算数(初等教育)と数学(中等教育)の接続を考察、数学的一般化の理論的な整備と実践的な展開を試みる。
目次
序章 先行する研究と残された課題
第1章 数学教育の学的展開
第2章 今日的な数学教育課題
第3章 一般化の認知的基盤
第4章 一般化モデルのメタ認知的補完
第5章 一般化モデルの構造的改訂
第6章 教授単元への適用
終章 成果と課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuyu_de_gozaru
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すごい大きなテーマのタイトルだったから,初めはすごくバックリとした話しか載ってないもんだと思ってた.でも,実際は,著者の一般化に関する博論をまとめたものであり,数学教育学に対するメタ考察から,数学教育における「一般化」の重要性を紡ぎ出し,そのモデル化を試みた内容となっている.Wittmanの思想を踏まえて,数学教育の人間化という視点を持つのは,数学教育に携わるものとして重要なポイントだと感じた.著者が自身の課題としても述べてるように,モデルの実践的意義が更に強化されれば,数学教育が変わる気がする.2011/06/18
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