内容説明
日本はバブル崩壊後、政治も経済も生彩がなく、今まで考えられなかったような社会問題に直面しているが、著者はその根底に学力崩壊に象徴される教育崩壊が大きく関係していると見る。本書は、かつて欧米も共通して見舞われたこの学力低下=教育崩壊を、日米欧の約40校を訪問して先進的な事例の学校教育を紹介し、学力回復の共通の方程式を具体的に浮き彫りにする。
目次
プロローグ これでよいのか日本の教育崩壊
第1章 学力低下―先進国はどこも見舞われた
第2章 日米欧にみる学力向上の事例
第3章 Back to Basic基礎学力の充実を目指す学習指導から
第4章 総合学習で応用力をつけ、問題解決能力を養成しよう
第5章 道徳と規律の回復を実践しよう
第6章 保護者と住民が熱烈に学校をささえよう
エピローグ 日本の学力回復は可能か
著者等紹介
釣島平三郎[ツルシマヘイザブロウ]
1942年兵庫県生まれ。1965年慶應義塾大学商学部卒業。卒業後ミノルタ入社。1988年Minolta Advance Technology社副社長より社長に就任。1997年Minolta Systems Lab.社社長に就任。アメリカ駐在17年間ニューヨーク州立大学財団理事など、多くの公的機関の理事を務め、アメリカ教育の実際に触れる。2002年つるしま経営事務所設立。中小企業診断士。2003年太成学院大学経営情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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