内容説明
人口超大国のこれから。はたして人口問題は解決できるか。人口数やその年齢構造、そして移動と階層といった人口超大国の喫緊の課題に中国を代表する研究者たちが迫る。
目次
中国の人口問題のいまをめぐって
中国人口問題の現状と将来
人口と環境資源―その持続的発展
一人っ子政策の成果と展望
計画出産の改革―リプロダクティブ・ヘルスをめぐって
1990年代の合計特殊出生率に関する研究と議論
離婚および女性の家族内地位と権益
村落の終焉―都市内の村落に関する研究
人口転換期における労働市場
都市における社会階層構造とその変遷
現段階における社会階層の構造変動
人口高齢化とその将来推計
80歳以上後期高齢者の長期介護ニーズと対策
社会保障制度の改革―回顧と展望
中国の少数民族人口をめぐって
著者等紹介
若林敬子[ワカバヤシケイコ]
1944年千葉県生まれ。1967年東京女子大学文理学部社会学科卒業。1969年東京大学教育系大学院教育社会学修士課程修了。1970年東京大学教育系大学院教育社会学博士課程中退。厚生省人口問題研究所地域構造研究室長を経て、東京農工大学大学院農学府国際環境農学教授。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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