出版社内容情報
近代を超える秩序モデルの構築は可能か政治学、国際法、地域研究、経済学、社会学、歴史学等から学際的に分析する。
内容説明
アメリカの覇権・帝国的秩序に代わり、ヨーロッパは世界秩序モデルを提供できるか。本書は、その秩序構築を、国際政治学、国際法、政治学、法制史、地域研究、経済学、社会学、歴史学などの視点から学際的に分析する。
目次
ユーロ・グローバリズムとはなにか
第1部 近代ヨーロッパの平和思想とその挫折(正戦論の転換と「ヨーロッパ公法」の思想;ヨーロッパ、戦時法規そして地政学的変化―一八三七~二〇〇五年;カント・モーメント―ヨーロッパの平和実践における人間意思と理念の役割)
第2部 アメリカの覇権・ヨーロッパの知恵(グローバリゼーションとヨーロッパ流の戦争方法―フランスとドイツにおける軍事的適応の政治学;EU・NATOの拡大とイラク戦争―中・東欧の加盟とアメリカの影響;グローバルな過渡期としての現在―米欧の秩序イメージと冷戦後)
第3部 「ヨーロッパ」の周辺への浸透(欧州憲法条約否決とスコットランド政治;ヨーロッパ資本の東方拡大―EU新加盟国・加盟候補国の観点から;公教育におけるムスリムの学びの条件―フランス・ベルギー・オランダの比較分析 ほか)
著者等紹介
大芝亮[オオシバリョウ]
1954年生まれ。1989年Ph.D.(政治学、イェール大学)。一橋大学大学院法学研究科教授
山内進[ヤマウチススム]
1949年生まれ。1977年一橋大学大学院法学研究科公法専攻博士課程中退、法学博士(一橋大学)。一橋大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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