内容説明
改正児童福祉法(1997年制定)により課せられた施設児の就学義務。しかしながら、いまだに約50%の実施率である。なぜ、施設内に公教育を導入できないのか。史的変遷をたどりながら、真の教育保障とは何かを問いかける1冊。
目次
序章 児童自立支援施設の概要(施設の概要;入所の経路;寮舎の運営)
第1章 教護院における公教育問題(学籍取り扱いの現状;学科指導の現状)
第2章 教育保障の史的展開(感化法、少年教護法による教育保障;児童福祉法による教育保障)
第3章 公教育実施の実態(各教護院の導入経緯;公教育実施の実態;公教育担当教員の意識調査)
第4章 児童福祉法改正と今後の課題(全国教護院協議会の動向と運動;教護院の改正部分とその評価;公教育実施の方策と教育保障)
著者等紹介
小林英義[コバヤシヒデヨシ]
1951年生まれ。会津大学短期大学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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