出版社内容情報
西洋古代史・中世史入門の決定版。
内容説明
西洋の社会や文化は、21世紀の今日においても、古代ギリシアに始まる長い西洋史の歩みを踏まえねば理解できない。本書は、21世紀の世界を担う若者が西洋世界を深く理解するために、必要な西洋古代史と中世史に関する知識を提供する大学教育に最適な歴史教材である。日本の西洋史学界の中核を担う世代の執筆陣が、最新の研究成果を踏まえて西洋の古代と中世の歴史を平易に解説する。また、授業の教材として用いる教員や学生が討論のためのトピックとして、そして西洋史を専門的に学ぶ人のために専門研究への導入として役立つ「歴史への扉」のコラムも設けられている。西洋古代史と中世史の研究の歩みと意義を記した「総説」や豊かな「参考文献」も備え、西洋史教科書として望みうる最高の機能を有した一冊である。
目次
第1部 古代(西洋古代史研究の伝統と将来;古代ギリシア;ローマ帝国)
第2部 中世(中世ヨーロッパ史から学ぶもの;ヨーロッパ中世社会の成立;ヨーロッパ中世社会の発展;ヨーロッパ中世社会の変貌)
著者等紹介
服部良久[ハットリヨシヒサ]
1950年三重県に生まれる。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程中途退学。京都大学大学院文学研究科教授。京都大学博士(文学)
南川高志[ミナミカワタカシ]
1955年三重県に生まれる。1984年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学大学院文学研究科教授。京都大学博士(文学)
山辺規子[ヤマベノリコ]
1956年アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスに生まれる。1984年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。奈良女子大学文学部教授。京都大学文学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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