内容説明
サン=テグジュペリの名作『星の王子さま』―この童話には、汲めども尽きせぬ叡智が隠されています。だからこそこの作品は、大人も含め、世界中の多くの読者に愛されているのでしょう。本書のもくろみは、この『星の王子さま』を哲学書として読む、ということです。本書はいわば、「文芸批評」というスタイルをとった「哲学入門」なのです。
目次
第1章 人間の孤独と死―悲哀に満ちた物語(『星の王子さま』の世界;人間、この矛盾に満ちた存在―大人とこども ほか)
第2章 人間の愚かさ―数字に対する偏愛(「意味という病」におかされた人間―人が「キノコ」になるとき;本質は現象する―外見に惑わされる大人 ほか)
第3章 人間社会への批判―資本主義社会における人間(愚かな人間―六人の「キノコ」たち;資本主義社会の秘密―ビジネスマンの星 ほか)
第4章 人間存在の謎―自然からの逸脱(自然を逸脱した存在―「根」のある花と「根」のない人間;倫理―点燈夫となら友だちになれた ほか)
第5章 肝心なこと―旅の終わり(物語の結末;肝心なこと)
著者等紹介
甲田純生[コウダスミオ]
1965年大阪に生まれる。1988年大阪外国語大学ドイツ語科卒業。1995年大阪大学大学院文学研究科(哲学哲学史専攻)博士後期課程修了。1998年文学博士(大阪大学)。広島国際大学社会環境科学部助教授(哲学・倫理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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