観光と地域社会

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  • サイズ A5判/ページ数 266p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623045372
  • NDC分類 689
  • Cコード C3036

内容説明

近年、観光は地域振興の有力な武器として全国の市町村で強く意識されている。多くの成功事例が紹介されてはいるものの、それの何十倍もの失敗のケースも起こっているはずである。金をかけたわりには観光客が来てくれない。予想以上に観光客は来たものの、地域社会のアメニティが著しく低下してしまった。ツーリズム(観光現象)がどのような特徴をもっていて、どのように実現されるのが地域にとって好ましいかが十分に検討されなかったためにそれらは起こっている。本書はそうした社会現象としての観光を根本から考え直すための視点を提示している。地域社会とはどのようなもので、どんな人間によって支えられているのか。観光と地域社会の関係はどのように変わっていくのか。地域社会はどのように新たな観光資源を発見するのか。良質なマス・ツーリズムはいかに可能か。これらの問いに本書は答えていく。

目次

第1部 地域社会とは何か(地域社会とコミュニティ;新しい地域社会;トポフィリアの視点から)
第2部 地域社会活性化の動向(外来型開発の時代―一全総からリゾート法まで;内発的発展のかたち;地域主義再考;まちづくりとコミュニティ・ビジネス)
第3部 観光地域づくりはいかに可能か(変わる観光資源;地域文化と観光文化;マス・ツーリズムへの道)

著者等紹介

吉田春生[ヨシダハルオ]
1947年名古屋市生まれ。1970年大阪外国語大学ドイツ語学科卒業。同年より(株)日本交通公社(現・JTB)に約20年勤務。専門学校トライデント・スクール・オブ・ランゲージ非常勤講師を経て、2000年鹿児島国際大学福祉社会学部現代社会学科助教授。鹿児島国際大学福祉社会学部現代社会学科教授。専攻は観光論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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