内容説明
本書では、これまでの雇用慣行に関する概念と起源、諸説の整理を行った上で、1990年代以降の大転換の実態を、経営者・労働組合・組織再編など、具体的な事例をもとに分析。職能資格制度や成果主義賃金の課題などを含む、今後の雇用対策・賃金体系について検討すべき論点を提示する。
目次
第1編 理論編―終身雇用・年功賃金をめぐる諸説の検討(終身雇用をめぐる諸説―その認識視角・研究史;年功賃金論―1960年代の議論を中心に;年功賃金論と同一価値労働同一賃金論)
第2編 実態分析編―終身雇用・年功賃金の転換とその特徴(『新時代の「日本的経営」』―財界の雇用・賃金戦略の新展開の分析;終身雇用の転換とその実態;年功賃金の転換とその特徴;裁量労働制の検討)
第3編 政策課題編―終身雇用・年功賃金の転換と新たな政策課題(終身雇用・年功賃金をめぐる政策展開と新たな政策課題)
著者等紹介
小越洋之助[オゴシヨウノスケ]
1941(昭和16)年4月東京都生まれ。1974年3月早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。國學院大学経済学部教授経済学博士(國學院大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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