内容説明
欧州の通貨統合によって新規の加盟国は経済収斂の過程でいかなる問題をはらんできたのか。またユーロ非採用国では通貨統合への意識はいかなるものなのか。通貨統合の特質を南欧周辺国の視点とユーロ非採用国の視点からも考察し、通貨統合の今後を展望する。
目次
第1部 欧州経済・通貨同盟と南欧諸国(欧州通貨制度における周辺国の対内・対外均衡調整問題―分析枠組みの検出を中心に;欧州通貨制度におけるスペインの対内・対外均衡の調整―EMS参加から1992通貨危機までを中心に;南欧諸国の対EU政策;EUの地域政策;ギリシアの経済収斂とユーロ導入後の課題)
第2部 欧州通貨統合とイギリス(イギリスにおけるユーロ導入問題;シティのユーロ戦略とイギリスの銀行規制・監督問題;1990年代後半以降のイングランド銀行の金融調節―プルーデンス政策との関連での評価)
著者等紹介
松浦一悦[マツウラカズヨシ]
1963年熊本県に生まれる。1986年大分大学経済学部卒業。1988年大分大学大学院経済学研究科修士課程修了。1991年同志社大学大学院商学研究科博士課程中途退学。松山大学経済学部専任講師、助教授を経て、松山大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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