出版社内容情報
介護保険施行後の反応や実践をふまえた新版。
内容説明
介護保険制度の導入に伴い、地域における保健・医療・福祉の連携が求められ、具体的な事例をめぐって多職種の関係者が検討の場をもつ必要に迫られている。本書は、広く対人援助にたずさわる人たちのための事例研究、ケースカンファレンスの手引書である。ケースカンファレンスの全プロセスを7段階・40ポイントに分けて具体的に解説、事例研究のための事例のまとめ方についても詳しく示した。本書の特徴は、対人援助を深めるための方法として事例研究を位置づけた点にある。徹底してクライエント(利用者)の側に立つこと、そして「人を援助すること」の奥の深さを事例研究の方法を通して伝える。
目次
第1章 対人援助と事例研究(対人援助の本質と事例研究;「対人援助の事例研究」の定義 ほか)
第2章 事例研究の基本枠組み―5つの構成要素(事務局;検討事例と事例提供者 ほか)
第3章 事例研究の方法としてのケースカンファレンス―有意義な展開のための40の“ポイント”(開会;事例の提示 ほか)
第4章 事例研究のための事例のまとめ方(事例研究のための「事例のまとめ」の全体像;事例のまとめ方(事例研究用フェイスシート;経過記録;全体の所感・論点・展望) ほか)
第5章 対人援助のための基礎理論(事例を理解するための基本的視点;対人援助のための「本人発の援助のベクトル」と「相互援助システム」 ほか)
著者等紹介
岩間伸之[イワマノブユキ]
1965年生まれ。同志社大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士課程後期修了。社会福祉学博士。社会福祉士。大阪市立大学大学院生活科学研究科講師。専門領域はソーシャルワーク論(社会福祉援助技術論)
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