出版社内容情報
重要性を増す企業の環境課題への対応を検証。
内容説明
環境問題はいまや全世界的な問題であり、企業もその社会的責任を問われ、様々な取り組みを実践しつつある。本書は、日本企業がいかにこの課題に対応しているかを、その史的展開から現状までを把握し、今後さらに社会問題として重要度を増す環境課題への、企業の対応の方策を検討する。
目次
序章 環境経営の史的考察―環境経営の経年変化
第1章 環境経営の管理論―環境問題への経営学的アプローチ
第2章 企業の環境保全活動と企業目標―市場の失敗型企業モデルから循環型企業モデルへ
第3章 環境保全活動と全体的管理―経営システム管理、経営組織そしてブランド戦略
第4章 環境保全活動と職能部門管理―研究開発、購買・調達、生産、販売・物流の環境管理
第5章 環境会計と情報開示―企業の環境報告書の現状と課題
第6章 拡大生産者責任と廃棄物会計―特に容器包装リサイクルについて
第7章 都市ごみの再資源化とエコビジネス―エコセメントとコンポスト
第8章 日本企業の環境経営の現状と経営学の課題―製造業に対するアンケート調査の結果から
第9章 環境問題におけるNPOの役割―ドイツの事例を手がかりとして
終章 循環型社会の経営学―企業の環境責任と環境経営
著者等紹介
高橋由明[タカハシヨシアキ]
1942年生まれ。1965年中央大学商学部卒業。中央大学大学院商学研究科博士課程を経て、中央大学商学部教授(商学博士)
鈴木幸毅[スズキコウキ]
1937年生まれ。1960年立教大学経済学部卒業。中央大学大学院商学研究科を経て、駒沢大学経営学部教授(商学博士)
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