感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫柳
4
フロイトの構造論を用い、精神のバランスを調整するために精神分析による治療を行っていくスタンスを説明しているが、分かりやすく図で説明してくれているので、3つの領域が既に成長仕切っている大人と未発達の子どもとではアプローチの仕方が違うことに納得。教師カウンセリングの課題はその通りかもしれない。現状の人手不足の問題が大きい。抜本的な対策が必要なのだろうと思う。2023/10/05
NагΑ Насy
4
This is for the open lecture on the school counseling in Kyoto Univ. of Edu. This open lecture is intended for the teachers and parents. It aims to get across the approaches of counseling,and helps to cope with some difficulties with the children. 2014/04/07
睦月
1
カウンセリングの具体的な手法というよりは学校でよくある問題について統計的な調査やカウンセリング事例などを述べたもので、私の目的には沿わなかったけど先生方に読んでいただきたいと思いました。2021/08/13
山がち
0
得るところもかなり多かったが、一方で不安もかなり大きい。複数の筆者が執筆しているものの、カウンセリングの基礎で取り上げられていたフロイトの理論の妥当性が全く検証されておらず、もしここに問題があった場合この本はかなり厳しいことになるのではないかという気がした。とはいえ、第二部の「学校カウンセリングの実際」は、そういった理論に基づいたものではなく、もっと現実に基づいたものであるので信用は高いであろう(現代とは事情が大きく変わっていそうだが)。現在の非常勤講師にある意味で近そうだという印象は正直少し感じられた。2013/12/11
satochan
0
スクールカウンセラーという立場から書かれた本。こうすればいいっていう絶対的なものはないけれど、相手を理解することなしに何かをさせようとするのはよくないと思ったし、自分の気持をわかっていることはカウンセリングをする立場には必要だと感じた。学校でできることとできないことや、先生と生徒と親とをつなぐ役割でもあることを考えさせられた。第三者という立場をフル活用することでできることはいろいろあるし、事例を多く知っていることも大事だし、先生たちの聞き役も大切だと思った。対話から何かが始まるのかもしれないな。2011/07/28