内容説明
「東と西の結婚」という言葉で知られる陶芸家、バーナード・リーチ。「現代性」と「伝統」、「東洋」と「西洋」をそれぞれ橋渡しするという理想のもと、いかなる活動を展開し、独自の作品世界を作り上げたかについての総合的研究。
目次
第1部 「東と西の結婚」の形成(十九世紀と二十世紀の狭間―生い立ちから訪日まで 一八八七~一九〇九年;日本滞在―日本 一九〇九~一九一四年;東洋と西洋―中国 一九一四~一九一六年 ほか)
第2部 「東と西の結婚」の実践(一)―セント・アイヴスのバーナード・リーチ(リーチ・ポタリーの設立―一九二〇~一九三六年;リーチ・ポタリーの展開―一九三七~一九五六年;リーチ・ポタリーの発展―一九五六年以降 ほか)
第3部 「東と西の結婚」の実践(二)―リーチ作品論(リーチ作品の論じ方―作品論総論;リーチ作品の分析の試み―作品論各論)
「東と西の結婚」の今日的意義
著者等紹介
鈴木禎宏[スズキサダヒロ]
1970年千葉県生まれ。1994年東京大学教養学部教養学科(比較日本文化論)卒業。1996年東京大学大学院修士課程(総合文化研究科)修了。1999年東京大学大学院博士課程(総合文化研究科)単位取得退学。2001年お茶の水女子大学生活科学部・専任講師。2002年博士号(学術)取得。2004年お茶の水女子大学生活科学部・助教授。日本比較文学会、美術史学会、文化資源学会、ジャポニスム学会、民族芸術学会他会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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