出版社内容情報
地域構想の模索・挫折とアジア太平洋。
内容説明
アジア太平洋という地域が一定の実在として受け入れられるようになった過程で、日本とオーストラリアが果たした役割を問い直す。日豪両国は協力するだけでなく、ある時には無関係に、ある時には競合しながら、自国を包摂する様々な地域の形成を模索してきたことを論証し、その過程の中に今日の「アジア太平洋」を位置づける。
目次
序章 アジア太平洋地域主義史を捉え直す
第1章 「境界国家」と「自己包摂的地域」の理論
第2章 「アジア」への注目と断念
第3章 「太平洋」の再定義―「先進国クラブ」として
第4章 様々な「アジア太平洋」の登場と退場
第5章 「太平洋」の拡大と拡散
第6章 「アジア太平洋」経済協力への道
終章 結論と今後の展望
著者等紹介
大庭三枝[オオバミエ]
1968年東京生まれ。1991年国際基督教大学教養学部卒業。1998年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科助手を経て現在、東京理科大学工学部専任講師。学術博士
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