内容説明
本書における基本的ともいうべき論点は、NPOとは組織かという問題提起にはじまって、ボランタリズム重視から、それとは少しずつ間合いをおきながら、ビュロクラティックに成長する過程を描くことである。最終的には、完熟したNPOのマネジメントも考えたいが、それに至る過程では、それぞれ、未熟な、組織ともいえない有象無象のNPOがあることを考えながら、そのマネジメントの理論を構築したい。
目次
第1章 NPOとは何か
第2章 ミッションを考える
第3章 マネジメントの基本
第4章 ヒトを活かすために
第5章 さらに、ヒトを活かすために
第6章 リーダーシップ
第7章 信用を得るために
第8章 さらに、信用を得るために
第9章 公共性との両立に向けて
第10章 評価のために
第11章 よりよいNPOになるために
著者等紹介
田尾雅夫[タオマサオ]
1946年生まれ。1975年京都大学文学部文学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院経済学研究科教授
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