出版社内容情報
深いレベルまで踏み込んだリアルな論文集。,,,
内容説明
「問題意識と実証研究」をテーマに、研究者の問題意識がどのように構築され変容するのかについて考察。さらに執筆者全員が社会学研究を進めていくなかで、常に自分の問題意識について自問し続けているという事実を提起する。
目次
第1部 社会学と問題意識(社会学研究と問題意識―なぜ“問題意識”が重要なのか;社会学の建設者たちの問題意識と社会学理論―マルクス、デュルケーム、ジンメル、ヴェーバー;社会学的な問題意識とは何か―「理系」の問題意識と比較する;問題意識(critical mind)のない日本社会学―歴史的研究を中心に)
第2部 問題意識の構築と変容(問題意識の希薄さと自分の原点を振り返る―フィリピンからホームレス・寄せ場へ;時代のなかで形成され変容する問題意識―中国研究を事例として;脱オリエンタリズムと中国社会研究の系譜―民衆世界への思い入れ;生活経験から生まれた問題意識とその変容―中国における社会ネットワーク研究を通して ほか)
著者等紹介
大谷信介[オオタニシンスケ]
1955年神奈川県生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学、社会学博士。現在、関西学院大学社会学部教授。専攻は都市社会学・社会調査論
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