内容説明
今日私たちの日常生活と不可避な部分を形成し、その言葉さえ定義することが不可能と思えるほど多様化した「コミュニケーション」にかかわる問題を、できるだけ様々な角度から分析し、その形態と実体を理解する。
目次
「コミュニケーション」を考えるために
第1部 コミュニケーションとは何か(心理言語学から見たコミュニケーション;だれがコミュニケーションするのか;異文化コミュニケーションの諸相)
第2部 コミュニケーションと歴史(北アメリカの地名とコミュニケーション;江戸時代における情報の発達と文化交流;エスニック祭と世代間コミュニケーション―日系文化の再生を求めて)
第3部 現代社会とコミュニケーション(コミュニケーションと教育;街づくりとコミュニケーション―市民と都市行政との新しいコミュニケーションの創造;観光研究におけるコミュニケーション論の視座)
著者等紹介
下村雄紀[シモムラユウキ]
1954年生まれ。1985年ペンシルバニア大学大学院歴史学研究科博士課程単位取得。現在、神戸国際大学経済学部教授。専攻はアメリカ産業史、移民学
相沢哲[アイザワサトシ]
1967年生まれ。1998年大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得。現在、長崎国際大学人間社会学部専任講師。専攻は社会学
桑田優[クワタマサル]
1945年生まれ。1973年関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、神戸国際大学経済学部教授。専攻は日本社会経済史
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