出版社内容情報
欧州一の日本外交・軍事専門家が鋭く突く。
内容説明
欧州きっての日本外交・安全保障の専門家である筆者が、膨大な資料を読みこなし、台頭する中国をめぐる冷戦後の戦略的状況を分析。中国に対する日本の政治・経済・軍事的アプローチ、そのダイナミクスと矛盾を鋭く衝く。
目次
第１章 冷戦下の日中関係（日中外交関係の歴史；過去の歴史が果たす役割 ほか）
第２章 伝統的・非伝統的安全保障問題の浮上（中国の安全保障政策の背景；日本の伝統的安全保障における中国問題 ほか）
第３章 勢力均衡とエンメッシュメント政策の狭間で（軍事的・政治的勢力均衡政策；政治的・経済的エンメッシュメント）
第４章 関与政策のダイナミクス（米国に次ぐ重要な国；政治的・経済的エンメッシュメントにおける諸問題 ほか）
著者等紹介
ドリフテ，ラインハルト［ドリフテ，ラインハルト］［Ｄｒｉｆｔｅ，Ｒｅｉｎｈａｒｄ］
１９５１年ドイツ連邦共和国ボン生まれ。ドイツ・ボーフム大学政治学部卒業。１９７９年ルール大学博士号取得。１９７９‐８０年欧州委員会勤務。１９８０‐８４年ジュネーヴ高等国際政治研究所リサーチ・フェロー。１９８４‐８７年国際戦略研究所地域安全保障担当副所長。１９８７‐８８年オックスフォード大学客員研究員。１９８９‐０２年ニューカッスル大学教授・東アジア研究センター所長。１９９３年上智大学客員教授。２００２年北京大学客員教授。現在、ニューカッスル大学名誉教授、早稲田大学客員教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス（ＬＳＥ）アジア研究所フェロー。専門は現代政治・安全保障
坂井定雄［サカイサダオ］
１９３６年東京都生まれ。１９６０年東京都立大学理学部物理学科卒業、１９６０‐９３年共同通信社記者。現在、龍谷大学法学部政治学科教授。専門は国際政治、特に中東・中央アジア
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