内容説明
格助詞「ガ」を軸に日本語の構造を解明。主語を表わさない、格助詞を表わさない、日本語の特徴は、古代語から現代語まで、変わってはいない。この後も、日本語は、さまざまなものを取り入れながら、この核は保持したまま永らえていくであろう。
目次
序章 音声と文字―用語の規定
第1章 奈良時代・平安時代の文字と音―万葉仮名と平がな・カタカナ
第2章 奈良時代の語―人称代名詞・指示代名詞と助詞「ガ」「ノ」
第3章 古代語から近代語への変化―格助詞・接続表現・活用・係助詞
第4章 近代語の形成とこれからの日本語―江戸時代の言葉、明治以後の言語政策、現代の課題
終章 日本語の変化と変わらないもの



