出版社内容情報
英語圏児童文学の豊かな実りを展望する。
内容説明
イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの児童文学を専門とする研究者たちが、英語圏児童文学の歴史を鮮やかに描き出す。文学の流れをつかむ時代思潮と文学概説、代表的作家に関する本格的な文学論、さらに原文と対訳を添えた本書は、初学者をはじめ研究を志す人々、一般読書人まで、誰にでも興味深く読める1冊。大学での講義用テキストとしても最適。
目次
第1章 英米児童文学の誕生―1600~1800年
第2章 英米児童文学の開花―1800~1860年
第3章 英米児童文学の黄金期―1860~1900年
第4章 児童文学の発展―1900~1940年
第5章 現代児童文学の確立―1940~1970年
第6章 新しい児童文学―1970~現在
著者等紹介
桂宥子[カツラユウコ]
トロント公共図書館「小年少女の家」司書を経て、現在、岡山県立大学助教授
牟田おりえ[ムタオリエ]
西オーストラリア大学助教授を経て、現在、岐阜大学教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
3
17世紀から児童文学が始まるととらえて、各時代ごとにイギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなど、英語圏といわれる児童文学史をカバーしているところが素晴らしい。 各時代の地域別における時代背景・社会思想などと照らし合わせつつ、その時代の児童文学(絵本も含む)のあり方を批評し、その時代を代表する作家の作品の一部を原文と訳文を併記する形でまとめられていて、児童文学の入門編として最適な一書である。2012/07/05
クマ
1
三章まで。アメリカ、カナダの部分は流し読み2022/05/01