出版社内容情報
【内容】
福祉国家を見据える鍵は――
政府システムと自治体システムの再編。
社会保障と政府システムの交錯する領域に焦点をあて、
福祉ガヴァナンスを多角的に分析し、日本独自の道を探る。
本書は、福祉国家の変動をガヴァナンスの視点から分析し、改革の過程と方向を示す。税財政、マネジメント、政策決定、政府間関係、都道府県・市町村関係、自治体の合併と連携、供給システム、ボランティアとネットワークについて論じる。
【目次】
序 福祉のガヴァナンス……………………武智秀之
一 政府システムの変容
１ 福祉国家の税収構造の比較研究………加藤淳子
２ ＮＰＭ改革と政府システム……………原田 久
３ 社会保障改革と官僚制…………………武智秀之
４ 福祉国家の政府間関係の再編…………金井利之
二 自治体システムの再編
５ 都道府県・市町村関係の変容…………大杉 覚
６ 分権型福祉社会における
自治体の連携・合併…………………今里佳奈子
７ 多元的福祉と当事者選択の拡大……高橋万由美
８ 高齢社会の社会活動とネットワーク…高野和良
あとがき
索 引
内容説明
本書では、福祉国家の変動をガヴァナンスの視点から分析し、改革の過程と方向を示す。税財政、マネジメント、政策決定、政府間関係、都道府県・市町村関係、自治体の合併と連携、供給システム、ボランティアとネットワークについて論じる。
目次
福祉のガヴァナンス
１ 政府システムの変容（福祉国家の税収構造の比較研究―財政基盤の形成に見る経路依存性；ＮＰＭ改革と政府システム―国際比較の観点から；社会保障改革と官僚制―再分配の政治過程；福祉国家の政府間関係の再編―第一次分権改革の改革路線の選択）
２ 自治体システムの再編（都道府県・市町村関係の変容―ルール・競争・選択；分権型福祉社会における自治体の連携・合併―福祉のガヴァナンスの諸相；多元的福祉と当事者選択の拡大―介護保険・保育にみる多元的福祉へ向けた条件整備の状況；高齢社会の社会活動とネットワーク―家族の小規模化と福祉国家）
