Minerva日本史ライブラリー
欧米から見た岩倉使節団

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  • サイズ A5判/ページ数 263,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623036387
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3321

出版社内容情報

【内容】
従来、岩倉使節団に関する研究は、明治政府がいかに近代化に取り組んだかという観点からなされてきた。本書では、この視点を逆転させ、使節団が欧米諸国の人々にどのように受け入れられたかを検討する。
久米邦武編『米欧回覧実記』の外国語への翻訳、歴訪国に残る現地資料の発掘などによって、岩倉使節団の研究が国際化しているが、本書はその最新成果である。

【目次】
序 文
序 岩倉使節団の軌跡(イアン・ニッシュ:麻田貞雄訳)
1 アメリカ 文明開化の探求の第一歩
  ――1872年1月15日~8月6日(アリステイア・スウェイル:麻田貞雄訳)
2 イギリス(1) 明治初年の海外旅行体験
  ――1872年8月17日~12月16日(アンドルー・コビン:西田 毅訳)
  イギリス(2) 岩倉使節団――その意図、目的、成果
   (イアン・ラックストン:西田 毅訳)
3 フランス 友好的イメージをつくるには
  ――1872年12月16日~1873年2月17日 (リチャード・シムズ:富沢 克訳)
4 ベルギー 小国が偉大になる方法
  ――1873年2月17~24日(W・F・ヴァンドゥ・ワラ:富沢 克訳)
5 ドイツ 二つの新興国の出会い
  ――1873年3月7~28日、4月15~17日、5月1~8日  
     ウルリヒ・ヴァッテンベルク:望田幸男訳)
6 ロシア 後発の大国を視察して
  ――1873年3月29~4月15日(イアン・ニッシュ:諫早勇一訳)
7 スウェーデン 使節団に対する接待外交
  ――1873年4月23~30日(ベルト・エドストロム:伊藤彌彦訳)
8 イタリア 外交文書と新聞記事からみた
  岩倉使節団――1873年5月8日~6月3日
   (シルヴァーナ・デ・マイヨ:岩倉翔子訳)
9 岩倉使節団の東南アジア訪問
  ――200年後の一瞬の再会(増田えりか)
10 新島襄、田中不二麿と岩倉使節団(大越哲仁)
終 岩倉使節団の余波とその評価(イアン・ニッシュ:麻田貞雄訳)
訳者代表あとがき/注/索引

内容説明

従来、岩倉使節団に関する研究は、明治政府がいかに近代化に取り組んだかという観点からなされてきた。本書では、この視点を逆転させ、使節団が欧米諸国の人々にどのように受け入れられたかを検討する。久米邦武編『米欧回覧実記』の外国語への翻訳、歴訪国に残る現地資料の発掘などによって、岩倉使節団の研究が国際化しているが最新成果である。

目次

岩倉使節団の軌跡
アメリカ・文明開化の探求の第一歩―一八七二年一月一五日~八月六日
イギリス(明治初年の海外旅行体験―一八七二年八月一七日~一二月一六日;岩倉使節団―その意図、目的、成果)
フランス・友好的イメージをつくるには―一八七二年一二月一六日~一八七三年二月一七日
ベルギー・小国が偉大になる方法―一八七三年二月一七日~二四日
ドイツ・二つの新興国の出会い―一八七三年三月七~二八日、四月一五~一七日、五月一~八日
ロシア・後発の大国を視察して―一八七三年三月二九日~四月一五日
スウェーデン・使節団に対する接待外交―一八七三年四月二三~三〇日
イタリア・外交文書と新聞記事からみた岩倉使節団―一八七三年五月八日~六月三日
岩倉使節団の東南アジア訪問―二〇〇年後の一瞬の再会〔ほか〕

著者等紹介

ニッシュ,イアン[ニッシュ,イアン][Nish,Ian]
London School of Economics and Political Science名誉教授

麻田貞雄[アサダサダオ]
同志社大学法学部教授(アメリカ外交史、日米関係史)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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