出版社内容情報
【内容】
アメリカ合衆国の政治学は、1880年代に至って主要諸大学で政治学大学院が設置されることによって、アメリカにおける政治学の体系的研究の制度化をみている。本書は、アメリカ政治学の制度化の定礎を据えた草創期の政治研究者の営為の個別研究の体系化と系統化をもって、草創期のアメリカ政治学の系譜を記述する試みである。
【目次】
"まえがき
第1章 F・リーバー(Francis Lieber,1800‐72)
――アメリカ政治学の源流
1 はじめに
2 略 伝
3 社会・国家・政府・国民の概念
4 政治体制論
5 学史的位置
第2章 T・D・ウルズィ(Theodore Dwight Woolsey,1801‐89)
――道徳哲学的・歴史学的政治学
1 略 伝
2 政治学
3 ウルズィ政治学の学史的位置
第3章 J・W・バージェス(John William Burgess,1844‐1931)
――民族主義的国民国家論
1 略 伝
2 民族主義的国民国家の原理
3 アメリカ国家論
第4章 J・メーシー(Jesse Macy,1842‐1919)
――政党研究と科学化構想
1 略 伝
2 政党論
3 政治学と科学化
第5章 カルフーンとクローリーの政治理念
1 ジョン・C・カルフーン(John Caldwell Calhoun,1782‐1850)
――危機のなかの統合の模索
2 H・D・クローリー(Herbert David Croly,1869‐1930)
――革新主義期国家像の模索
付録 J・G・ガネル
「アメリカ“多元主義の系譜”――マディソンから行動論まで」
あとがき"
内容説明
アメリカ合衆国の政治学は、1880年代に至って主要諸大学で政治学大学院が設置されることによって、アメリカにおける政治学の体系的研究の制度化をみている。本書は、アメリカ政治学の制度化の定礎を捉えた草創期の政治研究者の営為の個別研究の体系化と系統化をもって、草創期のアメリカ政治学の系譜を記述する試みである。
目次
第1章 F.リーバー―アメリカ政治学の源流
第2章 T.W.ウルズィ―道徳哲学的・歴史学的政治学
第3章 J.W.バージェス―民族主義的国民国家論
第4章 J.メーシー―政党研究と科学化構想
第5章 カルフーンとクローリーの政治理念
著者等紹介
中谷義和[ナカタニヨシカズ]
1942年生まれ。立命館大学法学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 魔法少女ここねはかく語りき(1)【電子…