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観光文化の振興と地域社会

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  • サイズ A5判/ページ数 258p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623036042
  • NDC分類 689
  • Cコード C3036

出版社内容情報

【内容】
「観光」とは、地域社会における固有価値としての文化に光を当て、それを再確認・再構成して地域内外に発信することで、交流や連携を生み出して、地域の活性化を導いていく行為である。
その本義の拠り所、「国の光を観る」(『易経』)が示唆するように、固有価値としての地域社会の光である地域文化を、地域住民はいかに示すのか、そして観光者はこれをいかに受け止め学びとり、自らの地域社会へ帰ったときにその成果をどのように活かしていくのか。こうしたことから始まる交流と連携によって互いの地域がブラッシュアップを図っていくことができるだろう。
「観光」とは、地域社会における学際的で総合的な、人びとの営為と英知の積み重ねであり、よりよき地域をつくろうとする人びとの汗と涙と喜びの上にたったものでなければならない。本書は、このような観光の原点から地域社会の振興について、具体的な事例を豊富に採り入れながら考察したものである。

【目次】
はしがき
 第1部 地域振興としての観光文化の振興
第1章 観光と文化の位相――“観光”の真意と意義
  1 “観光”の真意
  2 常在としての観光文化
第2章 まちづくりと観光振興――誰のための観光振興か?
  1 暮らしづくりとしてのふたつの“振興”
  2 まちづくり観光への期待
第3章 観光文化立国の実現に向けて――望まれる観光文化政策
  1 政策課題としての観光文化
  2 地域社会が基本の観光立国
  3 “学”の立場からできること
第4章 田舎町にとっての観光
  1 田舎町の地域づくり
  2 則定地域ゆめ推進委員会――愛知県足助町則定地区
  3 加太未来塾――三重県関町加太地区
  4 むらづくり推進委員会――滋賀県甲良町
  5 田舎から新しい社会づくり
 第2部 都市を旅する
第5章 アーバンリゾート再考――都市観光って何だろう?
  1 都市観光と観光都市の差異
  2 地域文化と都市観光、あるいはアーバンリゾート
  3 大学とコラボレートする都市観光 
第6章 「駅」が街になる
  1 都市空間の中の駅
  2 駅は体験的テーマパークとなった
  3 駅ではじまる、駅からはじまる交流
  4 「際・縁」なる駅舎――滋賀県彦根市鳥居本町
第7章 茶屋町と観光文化――イメージでたどる金沢の「遊廓」
  1 「茶屋町」をめぐる諸問題
  2 「茶屋町」をめぐるイメージの変遷
  3 「産業と観光の大博覧会」と茶屋町
  4 「茶屋町観光」の現状
 第3部 技と産業という常在からはじまる観光
第8章 地域文化の創造と観光振興
    ――三州足助に見るまちづくり観光への取り組み
  1 香嵐渓誕生
  2 保存と開発と信じて
  3 新しい観光の在り方を求めて
  4 住民が主役のまちづくり観光
第9章 地酒文化と観光振興
  1 地域文化産業としての地酒
  2 観光の生産モデルと消費モデル
  3 地酒文化と観光
第10章 陶芸に見る生活の芸術化――愛知県瀬戸市を事例として
  1 生活の芸術化とは
  2 瀬戸市(愛媛県)という町
  3 観光としての瀬戸
  4 これからの観光に向けて
  5 産地観光の意義と役割
第11章 見て学び体験する達人の技――郡上八幡における体験型観光の開発事例
  1 八幡町の概要
  2 体験型観光のバックボーン(水とおどりと心のふるさと)
  3 誘客運動の担い手となる振興公社の設立
  4 野にあそび、手仕事をたのしむ【郡上八幡達人座】の開幕
 第4部 そして、もうひとつの旅へ
第12章 秀吉の街の博物館都市構想――長浜・曳山博物館
  1 時が佇んでいた街
  2 博物館都市構想の策定と曵山博物館
第13章 「環境こだわり県」の博物館が、地域観光の拠点に
    ――滋賀県立琵琶湖博物館
  1 年始会館日の検討
  2 「環境こだわり県」の博物館
  3 開館時間延長の検討
  4 琵琶湖博物館の集客対策
第14章 持続可能なエコツーリズムを推進するまちづくりの「場」
    ――地域文化としてのスポーツによる交流と連携
  1 持続可能なエコツーリズムの実現に向けて
  2 地域の自然資源と文化資源を活かしたまちづくりの可能性
  3 交流と連携を支えるまちづくりの「場」
第15章 農村に芸術を訪ねる――庶民が守り続けた“観光”資源
  1 冨田人形共遊団
  2 村芝居――山岡町
 第5部 高度情報化社会と観光
第16章 観光と情報
  1 観光情報とは
  2 観光情報とメディア
  3 観光情報メディアとしてのインターネット
第17章 観光情報とインターネット
  1 メディアとしてのインターネット
  2 観光情報収集ツールとしてのインターネット
  3 観光情報におけるインターネットの活用
  4 旅行会社とインターネット
第18章 観光と福祉、福祉情報
  1 ノーマライゼーションと観光
  2 観光とバリアフリー

内容説明

「観光」とは、地域社会における学際的で総合的な、人びとの営為と英知の積み重ねであり、よりよき地域をつくろうとする人びとの汗と涙と喜びのうえにたったものでなければならない。本書は、このような観光の原点から地域社会の振興について、具体的な事例を豊富に採り入れながら考察したものである。

目次

第1部 地域振興としての観光文化の振興(観光と文化の位相―“観光”の真意と意義;まちづくりと観光振興―誰のための観光振興か? ほか)
第2部 都市を旅する(アーバンリゾート再考―都市観光って何だろう?;「駅」が街になる ほか)
第3部 技と産業という常在からはじまる観光(地域文化の創造と観光振興―三州足助に見えるまちづくり観光への取り組み;地酒文化と観光振興 ほか)
第4部 そして、もうひとつの旅へ(秀吉の街の博物館都市構想―長浜・曳山博物館;「環境こだわり県」の博物館が、地域観光の拠点に―滋賀県立琵琶湖博物館 ほか)
第5部 高度情報化社会と観光(観光と情報;観光情報とインターネット ほか)

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