近代ヨーロッパの探究<br> 国際商業

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近代ヨーロッパの探究
国際商業

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  • サイズ A5判/ページ数 347,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623035847
  • NDC分類 672.3
  • Cコード C3322

出版社内容情報

【内容】
本書の対象になる地域は、全世界に向かって拡張する「拡大ヨーロッパ」である。対象になる時代もかなり長く、ほぼ15世紀中葉から19世紀中葉までの400年間に相当する。しかも各章はそれぞれ一世紀またはそれ以上にわたる長期的視野から執筆されているので、読者は観測地点を移動しながら、時間の切れ目なしに国際商業のいとなみを追跡することができる。
国際商業の本質は、局地的生活空間や地域共同体や政治的国境をこえた事業活動の展開にある。本書の第1部では、年市または海港により開かれる都市商業の広域ネットワークを視野におさめ、取引商品の構成や輸送ルートの形成を検討し、そこでの商人の営業活動や社会的特徴を分析する。第2部では、政治権力との関係を重視し、国家の枠組みによる貿易の動向を分析する。

【目次】
序 章 年市と海港のヨーロッパ史(深沢克己)
 第1部 商人のメティエ――商業拠点のなりたち
  1 国際商業史の射程
  2 本書の内容構成
第1章  ライプツィヒの通商網
  ――ドイツ・中欧における内陸商業の展開(谷澤 毅)
  1 ヨーロッパ商業のなかのライプツィヒ
  2 各地へ延びる通商路
  3 ヨーロッパ諸地域との取引
第2章 アムステルダム貿易商人の内部構成
    ――商人の移動と定住とその基盤(杉浦未樹)
  1 能動的なアントルポ
  2 移住の実態
  3 貿易商人の内部構成
第3章  ナント商人の奴隷貿易――商事会社の組織形態について(藤井真理)
  1 貿易と商人
  2 企業と組織
  3 拡張と飛躍
第4章 ロンドン商人とイギリス海外貿易――事業経営と家族(川分圭子)
  1 ロンドン商人
  2 ボディントン商会の事業活動
  3 経営と家族
第5章 ブリストル商人の経営構造――貿易の多角的システム(一柳峻夫)
  1 18世紀のブリストル貿易
  2 ヨーロッパ内貿易の構成と担い手
  3 商人の経営構造――サミュエル・マンクリーの事例
第6章 イルクーツク定期市とシベリアの商品流通
    ――1792~1839年の史料を中心に(森永貴子)
  1 イルクーツク定期市とは
  2 キャフタ―イルクーツクの貿易窓口
  3 中継機能の強化と商人層の形成
 第2部 国家の枠組み――商業空間のひろがり
第7章 スペイン王権支配下のグラナダ「王国」と地中海交易(宮崎和夫)
  1 中世から近代へ
  2 スペイン王権の支配と国際商業
  3 地中海へ移動したレコンキスタ最前線
第8章 オスマン帝国とヨーロッパ商人
    ――エジプトのヴェネツィア人居留民社会(堀井 優)
  1 帝国と東地中海貿易
  2 エジプトのヴェネツィア領事・商人
  3 アレクサンドリアからカイロヘ
第9章 東方問題とレヴァント貿易
    ――あるイギリス外交官のみたオスマン帝国(松井真子)
  1 イギリス=オスマン通商史の概観
  2 外交官アーカートのオスマン帝国観
  3 レヴァント貿易をめぐる主導権の移行
第10章 イギリスとオランダのバルト海・白海貿易
    ――ロシアとの関係を中心に(玉木俊明)
  1 構造転換
  2 船舶と商品
  3 ロシア貿易の形態
第11章 デンマーク王国の海上貿易――遅れてきた重商主義国家(井上光子)
  1 重商主義の時代
  2 特権会社と世界貿易
  3 貿易の繁栄
文献解題

内容説明

本書の対象になる地域は、全世界に向かって拡張する「拡大ヨーロッパ」である。対象になる時代もかなり長く、ほぼ15世紀中葉から19世紀中葉までの400年間に相当する。しかも各章はそれぞれ一世紀またはそれ以上にわたる長期的視野から執筆されているので、読者は観測地点を移動しながら、時間の切れ目なしに国際商業のいとなみを追跡することができる。第1部では、年市または海港により開かれる都市商業の広域ネットワークを視野におさめ、取引商品の構成や輸送ルートの形成を検討し、そこでの商人の営業活動や社会的特徴を分析する。第2部では、政治権力との関係を重視し、国家の枠組みによる貿易の動向を分析する。

目次

年市と海港のヨーロッパ史
第1部 商人のメティエ―商業拠点のなりたち(ライプツィヒの通商網―ドイツ・中欧における内陸商業の展開;アムステルダム貿易商人の内部構成―商人の移動と定住とその基盤;ナント商人の奴隷貿易―商事会社の組織形態について;ロンドン商人とイギリス海外貿易―事業経営と家族 ほか)
第2部 国家の枠組み―商業空間のひろがり(スペイン王権支配下のグラナダ「王国」と地中海交易;オスマン帝国とヨーロッパ商人―エジプトのヴェネツィア人居留民社会;東方問題とレヴァント貿易―あるイギリス外交官のみたオスマン帝国;イギリスとオランダのバルト海・白海貿易―ロシアとの関係を中心に ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

4
近代ヨーロッパと言いながら15世紀から範囲に含めて書いてくれている章が数多くあり、華やかな大西洋貿易はほどほどにヨーロッパ域内での貿易をさまざまな国(非キリスト教国のオスマン・トルコやグラナダ「王国」も扱う)の視点で論じていることが嬉しかった。当時の商人は基本的に三角貿易で考え、自国の影響力がどの市場で強く、するとどう売買するかを考えていたのかなと読んでいて思いました。今度は少しだけ触れていた貿易の保険制度や資金繰りの歴史の本でも読めれば良いなぁ。2020/03/19

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