出版社内容情報
【内容】
「人種」、「国民」、「アイデンティティ」、「歴史意識」など、多文化主義が包含する諸領域に対して、社会的現実を見据えながら、真正面から取り組む。「人種」や「国民」という現実に関して、知識人による机上の理論となりがちな「ポストコロニアル思潮」に批判的なメスも加える書。
【目次】
はじめに
１ 多文化主義の思想史的文脈
２ 多文化時代のアメリカにおける正義の
公準と自己理解の倫理
３ 多文化主義をめぐる問題領域の構図
４ 批評理論としての多文化主義
５ 脱「人種」言説のアポリア
６ アイデンティティと差異をめぐる
ポストコロニアルの投企
７ 米国における国民的アイデンティティの形成と人種
８ 多文化パラダイムの展望
参考文献
解説（中條献・油井大三郎）
人名・事項索引
内容説明
「人種」、「国民」、「アイデンティティ」、「歴史意識」など、多文化主義が包含する諸領域に対して、社会的現実を見据えながら、真正面から取り組む。「人種」や「国民」という現実に関して、知識人による机上の理論となりがちな「ポストコロニアル思潮」に批判的なメスも加える書。
目次
第１章 多文化主義の思想史的文脈―現代アメリカの政治文化
第２章 多文化時代のアメリカにおける正義の公準と自己理解の倫理
第３章 多文化主義をめぐる問題領域の構図
第４章 批評理論としての多文化主義
第５章 脱「人種」言説のアポリア―エセンシャリズムとポストコロニアルの相克
第６章 アイデンティティと差異をめぐるポストコロニアルの投企
第７章 米国における国民的アイデンティティの形成と人種
第８章 多文化パラダイムの展望
著者等紹介
辻内鏡人［ツジウチマコト］
１９５４年兵庫県生まれ。１９７９年東京大学経済学部卒業。１９８６年東京大学大学院博士課程修了。１９８７年桜美林大学経済学部専任講師。１９８９年一橋大学社会学部助教授。１９９０年経済学博士号（東京大学）を取得。１９９０‐１９９１年デューク大学客員研究員。１９９７年一橋大学社会学部教授。２０００年逝去
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