出版社内容情報
【内容】
「人間はなぜこのように振る舞うのか」とアイブルはわれわれに問いかける。
30年以上にわたり世界各地をフィールドワークし、文化と人間行動を鋭い目で観察し、彼自身が撮った多くの写真・フィルムと動物行動学、心理学、社会学、人類学、歴史、芸術等々の核博な知識に裏付けられた簡潔にして格調高い文章とをもつ本書は1冊の本にして、“人間行動学”を打ち立ててしまった。
どの地域にもどの人びとにも共通の「振る舞い」、文化、文明、芸術があること。
実際、本書をめくるごとにその“同じさ”に驚かずにはいられないし、同じひとつの星、地球に生きていることを実感せずにはいられない。
【目次】
1 ヒューマン・エソロジーの目標設定と理論的基礎
2 エソロジーの基礎概念
3 方法論
4 社会行動
5 種内の敵対行動:攻撃と戦争
6 コミュニケーション
7 行動の発達(個体発生)
8 人間とその生活空間:生態学的考察
9 美と真実:美学へのエソロジーの貢献
10 善:価値論への生物学の寄与
索 引
内容説明
「人間はなぜこのようにふるまうのか」とアイブルはわれわれに問いかける。30年以上にわたり世界各地をフィールドワークし、文化と人間行動を鋭い目で観察し、彼自身が撮った多くの写真・フィルムと動物行動学、心理学、社会学、人類学、歴史、芸術等々の該博な知識に裏付けられた簡潔にして格調高い文章とをもつ本書は1冊の本にして、“人間行動学”を打ち立てた。
目次
1 ヒューマン・エソロジーの目標設定と理論的基礎
2 エソロジーの基礎概念
3 方法論
4 社会行動
5 種内の敵対行動―攻撃と戦争
6 コミュニケーション
7 行動の発達(個体発生)
8 人間とその生活空間―生物学的考察
9 美と真実:美学へのエソロジーの貢献
10 善:価値論への生物学の寄与
著者等紹介
アイブル=アイベスフェルト,イレネウス[アイブルアイベスフェルト,イレネウス][Eibl‐Eibesfeldt,Iren¨aus]
1928年ウィーン生まれ。ウィーン大学で動物学を修める。1946‐1949年ヴィルヘルミーネンベルク生物学研究所にて研究。1949‐1951年比較行動学研究所にて(コンラート・ローレンツの下で)研究。その後ブルデルン、後にゼーヴィーゼンのマックス=プランク行動生理学研究所研究員。1970年ヒューマン・エソロジー研究グループ設立。1975年マックス=プランク・ヒューマン・エソロジー研究所(アンデックス)所長。1991年以来、ウィーンのルードヴィヒ=ボルツマン・都市エソロジー研究所の名誉所長兼任。1970年以来、ミュンヘン大学動物学教授兼任。アフリカ、ニューギニア、インドネシア、南アメリカをはじめとする各地へ多くの研究旅行を重ね、現在はマックス=プランク協会名誉会員、ルードヴィヒ=ボルツマン都市エソロジー研究所所長として活動。オーストリア政府より科学・芸術一等名誉十字勲章を受章
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
総合地球環境学研究所所長、京都大学名誉教授、滋賀県立大学名誉学長
桃木暁子[モモキアキコ]
東北大学理学部卒業。フランス系企業に勤務ののち、京都大学理学部研修員(動物行動学)、京都大学留学生センター非常勤講師、龍谷大学理学部非常勤講師などを歴任
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