出版社内容情報
【内容】
さまざまな調査によると、日本人の5~6割は在宅で終末期を迎えたいと望んでいます。しかし現実には8割弱、疾患によっては9割以上が病院等で亡くなっています。このギャップを埋めるためには、医療の供給だけでなく、生活の部分を支える介護福祉が必要になってきます。本書は、介護福祉による在宅ホスピスを実践してきた組織が14年間の取り組みから初めて示す、「わが家で死ぬ方法」の入門書です。
【目次】
はじめに
序 章 ホスピスについての誤解
第1章 ホスピスとは
1 概念・ケアプログラムのこと
2 ターミナル期の病人の苦痛
3 ホスピスの役割
第2章 在宅死を可能にする要件
1 病人が強く望む
2 家族の理解と受けいれ
3 地域での援助態勢:援助の専門職が身近に得られること
第3章 在宅ホスピスの進め方
1 訪問介護の手順
2 ケアワークの基本
3 仕事と介護両立への支援[事例1]
4 痴呆の出た母を会社勤めの娘が介護[事例2]
5 がんの老親と娘を同時に支えるために[事例3]
6 介護ケアマネジャーに望むこと
第4章 さまざまな生と死にかかわって
1 最期まで自分らしく生き抜く
2 ユーモアに満ち完全燃焼
3 そばにいて訴えを聴く
4 他人が家に入ることを嫌う人に
5 家族が左右する病人の最期
6 ひとり暮らしを支える
7 二人の子育てのなかで父の介護
8 人が死にゆくとき
第5章 大切な遺族のケア
1 ホスピスの役割のひとつ
2 アメリカの場合
3 看とり後の家族の気持ち
4 がん告知をめぐって
第6章 よりよいホスピスケアのために
1 ホスピス・ケアワーカーに求められる資質
2 訪問介護への評価/3介護にかかわるストレス
終 章 21世紀のホスピス
1 当面している課題
2 これからの課題
あとがき/関連資料
内容説明
あなたはどこで死にたいですか?14年間の取り組みから示す在宅死の実現への手引き。
目次
序章 ホスピスについての誤解
第1章 ホスピスとは
第2章 在宅死を可能にする要件
第3章 在宅ホスピスの進め方
第4章 さまざまな生と死にかかわって
第5章 大切な遺族のケア
第6章 よりよいホスピスケアのために
終章 二一世紀のホスピス
著者等紹介
黒田輝政[クロダテルマサ]
1925年生まれ。朝日新聞記者(大阪本社・老後問題担当)を1986年退職。現在、特定非営利活動法人日本ホスピス・ホームケア協会理事長、日本生と死を考える会代表、ぼけたお年寄りをかかえる大阪府家族の会代表、日本介護福祉学会理事、日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団理事、大阪人間科学大学非常勤講師、自宅で「ターミナルケアと痴呆介護110番」を常時開設
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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