出版社内容情報
【内容】
本書は、東アジア諸国の体制変動過程を、単一の分析枠組を用いて比較検討することで、民主化の法則性や一般的原因の解明を目的に書かれたものである。本書の特色は、民主化以前の政治体制を視野に入れ、体制変動の帰趨を左右する政治・制度的要因として、軍部と政党の役割に焦点を当てた点にある。要は、構造と決定の相互作用を規定する媒介変数とその影響の仕方こそが検討すべき課題であろう。第18回「大平正芳記念賞」受賞
【目次】
はしがき
序 論
第1章 民主化の終点と起点――政治体制の諸類型
1 民主主義体制の定義
2 非民主主義体制の諸類型
3 権威主義体制の下位類型
4 東アジアの非民主主義体制
第2章 体制変動の分析視角
1 近代化の視角
2 従属の視角
3 国家の視角
第3章 民主化の過程
1 体制移行の開始
2 体制移行の実現
3 体制移行と軍部
4 体制移行と政党
第4章 一党支配体制と民主化
1 台湾――「改革型」の民主化
2 改革・開放後の中国
3 刷新後のベトナム
4 比較分析
第5章 個人支配体制と民主化
1 フィリピン――「転覆型」の民主化
2 インドネシア――「逃避型」の民主化
3 比較分析
第6章 軍事支配体制と民主化
1 韓国――「逃避型」の民主化
2 ミャンマー――直接軍事支配体制への回帰
3 比較分析
結 論
主要参考文献/索引
内容説明
本書は、東アジア諸国の体制変動過程を、単一の分析枠組を用いて比較検討することで、民主化の法則性や一般的原因の解明を目的に書かれたものである。民主化以前の政治体制を視野に入れ、体制変動の帰趨を左右する政治・制度的要因として、軍部と政党の役割に焦点を当てている。
目次
第1章 民主化の終点と起点―政治体制の諸類型
第2章 体制変動の分析視角
第3章 民主化の過程
第4章 一党支配体制と民主化
第5章 個人支配体制と民主化
第6章 軍事支配体制と民主化
著者等紹介
武田康裕[タケダヤスヒロ]
1956年愛知県生まれ。1992年東京大学大学院総合文化研究科国際関係論専攻博士課程単位取得退学。ハーバード大学国際問題研究所客員研究員(1991~92年)。現在、防衛大学校総合安全保障研究科・国際関係学科教授
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