出版社内容情報
【内容】
フロイトが創造した精神分析は、イギリスでもアメリカでも次第にフロイトを修正してきた。それは欲動基本図式から関係基本図式へパラダイム・シフトしてきた、といえるだろう。
本書は「対象関係」を座標軸として、その大きな流れをあざやかに描きあげた。アメリカでは本書出版後、関係精神分析がさまざまな枠を乗り越えて名乗りをあげ、収斂の方向へ向かいはじめている。
【目次】
まえがき
序 章
第1部:起源
第1章 対象関係と精神分析の基本図式
第2章 フロイト:欲動/構造基本図式
第3章 フロイト:順応の戦略
第4章 対人関係精神分析
第2部:代替
第5章 メラニー・クライン
第6章 フェアバーン
第7章 ウィニコットとガントリップ
第3部:順応
第8章 ハルトマン
第9章 マーラー
第10章 ジェイコブソンとカーンバーグ
第4部:含意
第11章 基本図式の混合の戦略:コフートとサンドラー
第12章 診断と技法:より深部からの分岐
参考文献/人名索引/事項索引/訳者あとがき
内容説明
フロイトが創造した精神分析は、イギリスでもアメリカでも次第にフロイトを修正してきた。それは欲動基本図式から関係基本図式へパラダイム・シフトしてきた、といえるだろう。本書は「対象関係」を座標軸として、その大きな流れをあざやかに描きあげた。
目次
第1部 起源(対象関係と精神分析の基本図式;フロイト:欲動/構造基本図式 ほか)
第2部 代替(メラニー・クライン;フェアバーン ほか)
第3部 順応(ハルトマン;マーラー ほか)
第4部 含意(基本図式の混合の戦略:コフートとサンドラー;診断と技法:より深部からの分岐)
著者等紹介
横井公一[ヨコイコウイチ]
1957年香川県高松市に生まれる。1982年金沢大学医学部卒業。1984年大阪警察病院神経科へ勤務。1993‐1996年アルバート・アインシュタイン医科大学トランスカルチュラル・サイカイアトリー・フェローおよびウイリアム・アランソン・ホワイト研究所に留学。現在、大阪市立総合医療センター児童青年精神科副部長。精神医学、精神分析学専攻
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